「突撃!アロ街ック天国! わたしの町の宣伝部長・掛川陽樹です」
「最近、弓道の腕が上がってきたような気がする、私、依元美緒です」
「というわけで、“たんけん わたしのまち” 第2回は雀が丘町を紹介するよ」
「さっそくロケハンした通りに見えてきました、」
「徹ちゃんと優衣ちゃんの家です!」


「右の方で見切れてるのが私の住んでるアパートです!」
「徹ちゃんとお隣さんっていいねー。うらやましいな」
「そりゃぁ、・・・もぅ・・・頑・・・張った・・・んだから・・・(照れ小声)」
「ここで“依元印の新名物”を……」
「いやいやいや、まだ早い」
「いつもみたいにお喋りしてると、何となく通学コースを歩いちゃうね」


「やっぱり公園にきちゃったね」
「今日は天気がいいねー」
「クリスマスも近いし、今日はカップルがちょっと多いかな」
「アテられないうちに退散、退散!だね」


「なんの変哲もない通学路だけど……」
「閑静な住宅街を抜ける大通りです」
「クリスマスも近いし、今日はカップルがちょっと多いかな」
「……? カップルというか人がいないよ?」
「美緒さん、ツッコミ!ツッコミ!!」


「突撃!アロ街ック天国!」
「コーヒーのアロマがここまで漂ってきてるよ〜」
「ここで“依元印の新名物”を……」
「今週の第8位・喫茶店La roue tourneから、“アルバイト・広瀬徹の煎れたコーヒー”です。」
「え?ホントに?」
「あれ? でも徹ちゃんの姿が見えないよ?」
「お兄ちゃんは、朝早く九音お姉ちゃんに引っ張られて、どこかいっちゃったよ」
「なーんだ……」
「ということで、“たんけん わたしのまち 〜雀が丘町篇〜”でした!」

 

 

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